画像解析ソフトウェア WinROOF2023
画像解析・計測ソフトウェアWinROOFシリーズは、弊社が四半世紀以上蓄積したお客様の声にお応えして、お客様にとって"最も使いやすく、最も身近なソフトウェア"をテーマに生まれ変わりました。あらゆる画像の解析評価でお客様の力となるソフトウェアです。 WinROOF2023ではWinROOF全ての機能を踏襲し、新たに新機能を追加しております。 表示言語として日本語⇔英語の切り替えも可能ですので、海外でのご利用にもご検討いただけます。
WinROOFシリーズ機能比較表
豊富な寸法計測ツール
座標設定ツールを装備し画面内計測においてもワーク座標系での計測を可能にします。また2点間距離、角度、個数、円、矩形、ポリゴンなどの様々なシーンでの寸法計測に対応します。更には、あいまいな円、線などの場合にも対応する近似ツールも装備されています。
計測アシスト機能
計測ポイントを支持する際に、マウスカーソルが指示している点を拡大表示します。マウスクリックによる誤差を軽減し、より正確な測定が可能です。拡大率の調整やグリッド表示も可能です。また、マウスのスクロールで簡単に画像の拡大縮小が可能です。
マウスカーソルをエッジに近づけると、自動でフィット測定者による人的誤差を軽減し、正確な測定が可能となります。計測ポイントを支持する際に、エッジ付近をクリックすると自動的にエッジにフィットする機能です。キャリブレーション設定時、複数ポイントの計測ポインタを指示するときなど、プロットする全てのシーンに適用できます。
カメラ制御&スケール設定
カメラ制御により自動での画像保存、データベース化が行えます。
※対応カメラについてはご相談ください。
キャリブレーションの登録にはコメント入力ができますので、入力装置が複数ある場合も間違えずに選択が可能です。
ハレーション除去・HDR合成
光沢のあるサンプルを撮影する際に独自の画像処理を用いて、画像内に存在するギラツキを抑え、かつ周辺の画質も落とさずに最適な画像を生成することができます。照明やカメラ露光を調節するだけの簡単な操作なので、サンプルにあわせて即座に調節可能です。 ※対応機器については別途お問い合わせください。
フォーカス合成
高さがあり画像内でピントがボケてしまうようなサンプルでも、顕微鏡のフォーカス調整ダイヤルを回すだけで手軽に全焦点画像が生成されます。 ※対応機器については別途お問い合わせください。
画像連結
自動的にのりしろ(重なり)部をパターンマッチング処理で認識し、誰でも簡単に連結画像を生成可能です。連結画像の縦横枚数に指定がなく、画像の継ぎ目をなくす自動補間機能や光ムラを取り除くシェーディング補正機能などにより、張貼りあわせの精度を向上します。
Captomatorと組み合わせて手軽に自動検査を実現
電動XYZステージ自動制御ソフトウェアCaptomatorと組み合わせることで、顕微鏡に取り付けられたステージの走査、画像の撮影と解析処理をシームレスに連動し、手軽に自動検査システムを構築することができます。
・撮影画像内の粒子のカウントや形状計測
・ワーク内の異物の検出や統計評価
・特定の色を持った細胞のカウント
など顕微鏡を自動検査システムとして活用できます。
3D Measurementと組み合わせて手軽に自動検査を実現
凹凸のあるサンプルに対し、昇降ステージや顕微鏡用ZカプラなどのZ軸制御機器を用いて撮影を行うことで、前面にピントの合った画像を生成し、3D解析が可能になります。対応しているZ軸制御機器はお問い合わせください。
そもそも画像解析とは?
そもそも画像解析とは、画像から必要な情報を数値として取り出す技術を指します。例えば粒子や細胞の大きさや長さ、個数、形状、明るさや色味などを測定することで、これまで手動で測定していたパラメータや手動で測定し切れないパラメータを自動的ないしは省力的に測定することが可能となります。
画像解析の対象画像としては顕微鏡やマイクロスコープ、SEM(電子顕微鏡)やTEMやAFM、超音波やX線CT、スマートフォンなどのデジタルカメラ画像のほかに、レーザー顕微鏡やレーザー変位計で取得した高さデータ画像などが対象となります。画像の拡張子としてはJPEG、BMP、PNG、TIFFのほか、メーカー専用拡張子などもあります。専用拡張子について、WinROOFシリーズで読み込み可能かどうかについて知りたい方は気兼ねなくお問い合わせください。
また、画像解析のフリーソフトでは、分かりづらい場合にマニュアルを自力で探す必要がありますが、WinROOFシリーズは200ページを超えるマニュアルや10数個以上のチュートリアル資料をご用意しておりますので、初心者にも安心な設計の画像解析ソフトウェアとなります。