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開発システム 事例

福井医科大学 医学部附属実験実習センター様

附属病院を併設した医学大学として1970年に新設された福井医科大学。その研究者たちが効率よく研究を進められるように研究用機器を一括管理しているのが、同大学医学部附属実験実習機器センターだ。同センターでは、三谷商事が開発したカラー画像解析システムが2年前に導入され、医療の進展にひと役かっている。同センター・松川茂助教授を訪ねた。

顕微鏡に映った画像データは解析し数値データに置き換えて活きる

電子顕微鏡、光学顕微鏡ほか、遺伝子構造解析機、微量物質の検出などの多種多様な計測・分析・解析機器が約400台。福井医科大学医学部附属実験実習機器センターは、研究者たちが、必要な機器を必要な時にいつでも利用できるよう、これらの研究用機器を集中し、一括して管理運営している。
センター内の一室「光学画像解析室」には、各種光学顕微鏡とコンピュータがズラリと並ぶ。
「顕微鏡には、デジタルカメラやビデオカメラが付き、コンピュータに接続されていて、顕微鏡で見える像を、静止画や動画としてコンピュータに取り込みます」とセンターの松川茂助教授は説明する。ただし、顕微鏡で撮った画像データはただの<顕微鏡写真>。この画像を定量化、つまり、解析・分析して数値データに置き換える必要がある。
この解析作業で活用されているのが、三谷商事が開発したカラー画像解析システム「Mac SCOPE」と「Lumina Vision」だ。「Mac SCOPE」は、明視野(明るい光を背景に見える画像)用の、「Lumina Vision」は暗視野(暗い背景に蛍光染色した細胞を映し出した画像)用の画像解析に使われている。

「顕微鏡に映し出された細胞の画像を解析して、細胞の明るさや、大きさ、個数や濃さ、分布状況など、さまざまなデータを導き出すために、なくてはならないシステムです」。
ただし、いくら高性能の機器やシステムがあっても、それを使いこなせなくては宝の持ち腐れ。また、分析・解析結果が出ても、その見方がわからなければ、研究は進められない。

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福井医科大学医学部附属実験実習機器センター・松川茂助教授
「医療レベルの向上には、最新の研究用機器が不可欠。高性能の機器は高額です。必要な機器を選択し、研究者たちにいかに効率よく利用してもらえるかを常に考えています」
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機器を使って効率よく研究を進める研究者をサポートする技官のみなさん

そこで必要不可欠なのが「技官」の存在だ。同センターには、6人の技官が常駐し、研究者たちが機器をフルに活用し、その機能を最大限利用して効率よく研究を進められるよう、センターの利用の仕方から機器の使い方、結果の出し方、結果の見方までさまざまな情報を研究者に提供する。

山本淳子さんは、そのひとり。この道20年のベテラン技官だ。専門は細胞の形態学。顕微鏡で細胞を見て、その形態によって分類・解析する。
「機器の使い方がわからない、と連絡が入ると、すぐに現場にかけつけて指導をしたり、最新の機器では、どのような分析・解析ができるか、また、研究者の研究ニーズにあった分析・解析の仕方をアドバイスするのも仕事です」と、山本さん。

現在、関心があるのは、生きている細胞の動態を自動焦点方式で追跡して24時間記録できるシステムや、明視野と暗視野の長所をふたつ合わせて同時に使えるものだという。
「この解析システムのおかげで、研究の成果があがっていますよ」と松川氏は満足そうな表情を見せ、さらに続ける。「新しいシステムを学会で発表するなど、三谷商事は頑張っている企業です。画像解析における技術力の高さ、リーズナブルな費用、さらに地元企業でもあり、応援の意味も含めて心から期待しています」。

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文部科学技官・山本淳子氏
「新しい機器や分析・解析法がどんどん開発されています。研究者のニーズにいつでも応えられるよう、最新情報の収集には力を入れています」

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